EXCEL初級研修でSUM関数のついでに紹介されるMAX関数の用途をご紹介します。

最大値を求める印象があまりにも強く、売上金額や数量などから最大値を出す時の関数という位置づけで終わりがちな関数です。

以前こんなご質問がありました。

研究結果の数値が0以上ならばその数値を取り出し、マイナスの場合は0を表示させたい。
やっぱりIF関数ですよね?という内容でした。

もしも~が~だったら、とくればIF関数。

その通り!とお答えしそうになりましたが、MAX関数のほうがもっとシンプルなことに気づきました。

例えば、セルA2の数値で判断する場合
=MAX(A2,0)

 

これで、A2がマイナスの場合、大きいほうの0が表示されるわけです。
範囲だけでなく、複数の数値をカンマで区切ることで比較ができました。

SUM関数同様、MAX関数も引数は範囲だけとは限りません。
カンマで区切れば何かの数値と比べるようなこともできます。
また、離れたセルや範囲も指定できます。引数は255個まで設定できます。

ちょっとトンチのような使用法でした。